フィルターターレットの製作
いつもの通り、今回もジャンクパーツにお世話になりました。これはたぶん自動監視テレビカメラかなんかのレンズボードです。厚さ5mmくらいのアルミ製で、ちょうど都合の良いくらいの大きな穴が開いています。
フィルターディスクはその辺にあったFRPの板を切り出して作りました。フィルターを取り付ける部分は48mmのカメラ用MCフィルターをバラして、外側のリングだけを使用しました。厚さを薄くするために雄ねじの部分は切り落としてあります。

それをFRPの板にエポキシ接着剤で接着しました。
右側の丸い物はディスクのセンターになる部分で、5インチのFDDをバラしたときに出てきたパーツを利用しました。

左側はだいたいの加工が終わったアルミ板。2枚のアルミ板の間は、電子基板用の真鍮スペーサーでつなぎます。
鏡筒側のアルミ板にディスクのセンターをセットしたところ。真鍮スペーサーの長さは12mmです。
左が接眼筒側で、右が鏡筒側です。接続のリングもジャンク箱の中から見つけたものなので、よけいな穴が開いています(^^;。
仮組みしたところ。鏡筒側から見るとこんな感じになります。
くるくる回ってしまってはしょうがないので、クリックストップさせる必要があります。今回使用したのはボールプランジャというもので、ボールペンの先のような構造になっていて、先端のボールは後ろからスプリングで押されています。既製品が工具店などで購入できます。

NBKのカタログが参考になります。

今回使用した物は何かから外したもので、これを2個使いました。何から外したかは忘れました(^^;。
センターのアルミ製ディスクの外側にある4個のくぼみにボールが嵌って、クリックストップになります。
横から見るとこんな感じ。左側のプランジャはくぼみに嵌っていますが、右側のプランジャはくぼみの少し内側の平らな部分を滑るだけです。

左側1本ですと、どうしてもフィルターディスクが傾いてしまうので、右側からも押してバランスを取りました。
フィルター剥き出しは悲しいので、丸く切ったFRPの板とパイプ状のFRPを切断した物を接着し、缶の蓋みたいな物を作りました。

変形を防ぐためにおもりを載せています。これを怠ると硬化時の収縮で円盤の真ん中が盛り上がり、平らでなくなってしまいます。

つづく・・・