MEGA赤道儀の改造

アストロの赤道儀にMEGAというのがあります。あんまり人気のない赤道儀なのですが、なかなかどうして、ウォームホイルが大きめ(216枚)で砲金を使っていたり、各部の造りも結構しっかりしていて、基本的にはとても良い機械です。ただ、残念ながらモータードライブが100Vのシンクロナスモーターだったり、調整が悪くて微動ハンドルが回らなかったり(^^;。(最近の白いやつではなく、昔のMEGA赤道儀です)

そこで、ビクセンのMD−6を利用して、両軸モータードライブ化してみました。今ではあんまり参考にもならないと思いますが、何かの参考に(^^;。

わかりにくいと思いますが、モーターをウォーム軸の下側に取り付けたので、ウォーム軸との間をコグドベルト(歯付きベルト)で繋いでいます。ホントはいけないのですが、ベルトの背中をローラーで押して、テンションを掛けています。スピードが遅いので問題にはならないでしょう(^^;。本来は歯面をテンショナーで押します。

ほとんどバックラッシュもなく、スムーズに動きます。
赤緯モーター部には5Vと6Vの出力端子と、電動シャッターの出力端子があります。モーターはジャンクなパルスモーターで、DCギヤードモーターに付いてたギヤBOXをかませて赤緯軸を駆動します。
ピラーに取り付けたモーター駆動回路部とコントローラー。メーターはバッテリーの残量を見るために付けました。コントローラーの中程にある黒い●は電動シャッター用のスイッチで、両方いっぺんに押すことでONになります。ほかに左右切り換えスイッチと、2倍速、16倍速切り換えスイッチが付いています。
奥の左側に見えるのが、MD-6の基板で、そのまま赤経モーター駆動に使っています。右側は若松通商のステッピングモーター駆動回路キットで、IC555の発振周波数を可変出来るように改造して、赤緯モーターを駆動させています。その上に2階建てになっている白っぽい基板は4551と4077を使ったICスイッチで、コントローラーへの配線を少なくするためのものです。これの配線図を書くのはメチャメチャ大変なので、勘弁してください(^^;。これのおかげで、コントローラーまでの配線が8芯に収まりました。

極軸望遠鏡用の明視野照明装置です。釣りの浮きに使われる棒状のリチウム電池を使用しています。右側下に見えるのがスイッチで、その左が半固定抵抗、その上の黄色と緑の配線に先にあるのがLEDです。明るさは半固定抵抗を回して調整します。