タイマーと電動レリーズ


タイマー
キッチンタイマーを利用した、時計付きの露出時間管理用タイマーです。これで露出時間をセットし、赤道儀のコントローラーにあるシャッタースイッチをオンにすると、タイマーがスタートすると同時に電動レリーズが作動し、シャッターを開きます。露出時間を過ぎると、警告音と共に電動レリーズが作動しシャッターを閉じるようになっています。

 
ごちゃごちゃしてなんだかわかりませんね(^^;。右上の緑色に見えるのがキッチンタイマーで、その左側がキーボード、左の写真の左下に見えるのはリレーとトランジスタによる電動レリーズの駆動回路です。キッチンタイマーのLSIのピンを探って、タイマー終了時の警告音と同時にHiになる端子を見つけ、その出力をトランジスタで増幅してリレーを作動させています。

電動レリーズ
レリーズを電動で動かしてシャッターの開閉をしようという装置です。モーターはジャンク屋で見つけたコパルのギヤモーターで、3〜6Vで作動します。

上記のタイマーでコントロールしますが、ガイド星を見ながら頃合いを見てシャッターオン出来るので、大変重宝しました。まあ、今やCCDにオートガイドの時代なんで、あんまり参考にはならないですね(^^;。
カムでレバーを押し上げてレリーズを押します。二つのマイクロスイッチでカムの動作を制御しています。 シャッターを押した状態。シャッターを押す量の微調整は、レバーの先に付いているつまみネジで行います。
へたくそな配線図ですが、まずS/Wを押すとリレーが作動し、タイマーをスタートさせます。同時にもう一つの回路でTrをONにしてモーターを回転させ、カムを廻してレバーを押し上げます。この動作はマイクロスイッチのレバーを押し下げると停止します。
露出が終了するとタイマーOUT端子がHiになり、もう一つのTrをONにしてモーターを逆転させ、シャッターを閉じます。

注)絵の都合でリレーの図が変ですが、通電するとONです。なお、通電していないときはアースに落ちています。また、図ではリレー保護用のダイオードを省略してあります

コパルのミニモーター。ギヤ比はわかりませんが、30rpmくらいです。