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FRP製品のお手入れ
本体の汚れ、埃などは濡れ雑巾や化学雑巾で拭き取ってください。乾いた布で強く拭きますと、小傷を付けたり静電気が発生して埃を呼び寄せたりしますので、ご注意ください。

傷が付いたときは、塗装用のコンパウンドで磨きますと目立たなくなります。
また、時々自動車用のワックスを掛けますと、傷も付きにくくなり、美しい艶を維持することが出来ます。※耳軸には絶対ワックスを掛けないようにしてください!
 

摺動部のメンテナンス
■上下回転部
※摺動部に茶色いフェルトが使用されているタイプ(2002年9月以降出荷分)は、1)および2)のみ実行してください。
1)
フォーク部のフェルトに砂や泥が付いている場合は、よく乾燥させて掃除機などで吸い取ってください。その後フェルトの表面を爪先で少し毛羽立てるようにします。

2)耳軸部は濡れ雑巾で汚れを拭き取ります。もし、傷が多くて動きが渋い場合にはコンパウンドで摺動部を磨いてみてください。
 
すべり粉 3)付属の「すべり粉」を、フェルトの表面にぽんぽんと軽く叩き付け、粉をまぶしてください。ごく少量で結構です。
※粉を吸い込まないように注意してください!

なお、初期の頃のロットには付属していません。大変申し訳ありませんが、通称「そろばんすべり」と呼ばれている物と同じ物ですので、お近くの文房具店でお買い求めください。
もしご近所で見つからない場合はメールにてご連絡ください。
フェルトの修復 ついでに・・・
縁に貼ってあるフェルトが剥がれてきたときは、ドライヤーで加熱しながら押さえつけてください。

■水平回転部
フォークの取り外し 1)フォークの中心にあるロックナットを、13mmのスパナで外し、フォーク部と台座部を分離します。

台座 2)乾いた布で、白いテフロンチップ表面の汚れ、及びフォーク裏側の摺動部の汚れを落とします。
※テフロンチップの表面に小砂が突き刺さって、黒い点々になって見えるときがあります。これを放置しておきますと相手側FRPを傷つけてしまいますので、先のとがったものでつついて出来る限り取り除いてください。なおテフロンチップに傷が付いても問題ありません。
*CRC5-56やWD40等のシリコン系潤滑剤をご用意ください。
3)ティッシュペーパーに少量吹き付け、フォーク裏側の摺動面にごく薄く塗布します。一度塗った後に乾いたティッシュペーパーでふき取る位の感じです。あまりたくさん塗りますと、かえって動き出しが悪くなることがありますので、ご注意ください。



ファスナーメイト ファスナーメイトというファスナー用シリコン系潤滑スプレーオイルを併用することを推薦します。

動き出しが大変スムーズになり、高倍率でもストレスなく使用することが出来ます。

手芸用品店、マリンスポーツ用品店などにあると思いますが、もし見つからない場合はこちらからどうぞ。
10cm離してスプレー ファスナーメイトの使い方
1)フォーク部を横にし、10Cmくらい離して摺動面にスプレーします。

2)放置して乾燥させます。急ぐ時はドライヤーなどで温度を上げると良いでしょう。

シリコン系潤滑剤を塗った上から塗布します。ややホコリに弱いところがありますので、細かい砂埃などにはご注意ください。

組立は分解の逆に行います。中心のフランジナットはフォーク部を左右に少し回転させながら締め、動きが重くなる寸前で止めてください。

フック型ファスナーの調整
ファスナー 鏡筒を立てて、ファスナーを一旦緩め、前側鏡筒のフックにひっかけただけの状態にします。

このときレバー部分の後端が、鏡筒から垂直に測って55mmから60mmくらいの範囲にあるのが基準です。

ファスナーの調整 調整はレバーの裏側にある調整ネジをマイナスドライバーで廻して行ってください。締め付けが緩すぎると外れてしまう可能性がありますし、強すぎると破損することも考えられますので、正しく調整してください。
合わせマーク 鏡筒を組み立てるときには黄色い丸印を合わせます。それほど神経質になることはありませんが、大きくずれていると、最悪ファスナーが外れることが考えられますのでご注意ください。

また、鏡筒を組み立てたままの状態で移動すると、やはりファスナーが外れることがありますので、十分ご注意ください。

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