主鏡セル

主鏡セル全景 主鏡セルの全景。ベルトで鏡周を吊るタイプの9点支持セルです。ベルトは長さが調整できるように作ってあります。

中央に見える丸い物は通気口で、外側にファンを付けて強制換気します。中にはゴミが入らないようにスポンジタイプのエアフィルターを入れてあります。

ベルト調整部とサイド支持部 ベルトの調整部分とサイドの支持部分。鏡の両サイドはシーソー型のイコライザで主鏡のズレを押さえています。こんなに凝る必要はなかったんですけど、ついつい(^^;。
ベルト調整部 ベルト調整部を拡大してみました。X−Yに動くように作り、真ん中の6mmボルトで長さを調整します。

この調整はセルに付いているサービスホールの蓋を開けて、外から行えるようになっています。
イコライザープレート イコライザープレート(3角板)は、ベニヤ板をカーボンファイバーでサンドイッチして作りました。

鏡を吊るベルトもカーボンファイバーの薄板を使用しています。ちなみに、編んだナイロンベルト等ですと、ミラーの重みで伸びてしまうので注意して下さい。

光軸修正部分 イコライザープレートを外したところ。

真ん中に見える真鍮のボスは、イコライザープレートを押している光軸修正ネジの先端に付いていて、若干首を振るように作られています。イコライザープレートは穴を合わせて載せてあるだけです。

イコライザープレートの回転はL字型のアルミアングルで押さえています。
ミラーをセットしたところ 鏡をセットしたところ。

かなり窮屈です。
セル上部を組み付ける さらに、蓋の付いた上側部分を取り付けます。内側には絞りが付けてあり、僅かに鏡周を絞って、ミラーの面取り部分の反射を防いでいます。
内蓋を閉めたところ 蓋を閉めたところ。

この蓋は薄いFRP製で、鏡筒に組み込んだ状態で蓋を開けると、鏡筒内面に沿って変形し、光路の邪魔をしないようになっています。