HONDA S800


ボディはフジミの1/24HONDA S800レーシングのキットを使いました。日の丸カラーで仕上げてあります。ボンネットのゼッケンが透けてるのは見なかったことに(^^;。
 
フジミのS800はかなり実車の雰囲気を出していて、とても良い形をしていると思います。タミヤのS800も買ったのですがボディラインが全然ダメでガッカリしました(--;。

 私自身、大昔に街乗りで昭和42年型のS800(リジット)に乗っていたのです が、十数年前、ヒストリックカーレースに参戦すべくオールFRPボディのS600 レーシングの製作に取りかかるも、途中で挫折するという悲しい出来事があり(;;)、 今回の製作にはちょっと強い思い入れなんかもあります。

基本的には船橋や鈴鹿サーキットを走っていたS800レーシングがベースですが、 個人的に好きなS600レーシングのスタイルを取り入れた、やや混同したものになっています。だいたい1968年頃のマシーンと言った所でしょうか。製作途中で 挫折したS600レーシングに夢描いていたものを模型で再現したいなと思ったわけです。

◆シャシー
ホイールベースがやや短いのですが、STZを使用しました。トレッドがちょっと広 いので、付属のホイールとタイヤを組んだまま紙ヤスリで削り極細タイヤにして、 何とかボディーに納めました。シャフトに接着しちゃったのでもう取れません(^^;。

ホイルは出来れば実車でも履いていた、S600スポーツキットの5本スポーク タイプにしたかったのですが、めんどくさいのでノーマルの黒鉄で我慢。 超速ギヤーは組み込んだのですが、ベアリングがなかったのでハトメに、モーターは根性がなかったのでFA130に決定。

◆ボディの改造
S800純正タイプのハードトップは、リヤウィンドーが大きすぎて格好悪いので、S600時代のリヤウィンドーが小さいタイプのレーシングトップ(社外品) を再現する事にしました。ちなみにRSCトップ(てっぺんの平らなS800用レーシングトップ)は格好悪いので嫌いです。

そこで、リヤウィンドー用の透明パーツを取り付け、パテで段差を埋め、新たにリヤウィンドーの穴を開け直しました。 ボンネットはFRPの感じを出すためルーバー部分をくりぬいて大きな穴にし、 固定はボンネットピンで。エンジンルームの換気のために後ろ側を少し持ち上げるのが当時のお作法だったなぁ。

ヘッドライトはS600の初期型まで使われていたガラスのカバーを型どりした FRPカバーを、ライトパーツにパテ盛りして再現しました。

◆艤装
モール類はすべて取り外した状態が基本です。フェンダー上のモールは外しても もなか合わせの継ぎ目が出るので、キットのリブをそのまま残しました。 また、フロントウィンドーのモールを取り外すとガラスが外れやすくなるので、 これも付けたままの状態を再現しました。

ということで、メッキパーツはドアノブとガスキャップとフェンダーミラー、 そして、改造してもフロントグリルはちゃんと付ける当時のお作法に従って、 フロントグリルを取り付けます。フェンダーミラーはタミヤのキットの方が形がよかったので、こちらを使いました。 ハードトップの内装は黒。ロールバーは3点式。テールランプはS600の物をリム無しで使用。

サイドとリヤのウィンドはアクリルの感じを出すためにカードケースかなんかの透明塩ビ板?を利用しました。なお、サイドウィンドは固定なのでドライバー側に丸穴があけてあります。

一番苦労したのはフロントウィンドの枠で、モールを表現するためにマスキング->黒 ->マスキング->銀->マスキング->黒の順番で丁寧に烏口と面相筆を使って線引きを しました。手が震える震える(^^;。