軽工作のススメ

ここ数年星観用グッズの製作に凝っています。これには、NINOさん、バルカローレさんの二人の偉大なる先達の影響が大です。
このような製作は、構想・設計の楽しみ、製作の楽しみ、使う楽しみ、の三つの楽しみをもたらしてくれます。いわゆる一粒で三度おいしいというやつです。これらのグッズにより、星観ライフがずいぶんらくちんになり、あるいは新しい楽しみがもたらされます。

道具は、ねじ回し、ペンチ、紙工作用カッター、それにドライバドリルくらいのもの。手に負えない加工は東急ハンズに依頼します。元来工作の下手な小生でも、アイデア次第でそこそこに使えるグッズを作ることが出来ます。

以下に、いくつかの手作りグッズを紹介します。ご照覧下さい。
これをきっかけに情報交換できれば幸いと存じます。

<偏芯絞り>
スチレンボード(ダンボール紙のプラスチック版)をカッターで切り抜いたもの。Ninja400用で、150mm前後の口径が確保できます。これを取り付けることでいとも簡単に無遮蔽ニュートンを実現できるほか、シーイングが悪いときの観望用、月や明るい惑星の減光用の用途があります。

<遮光ついたて>
観望時、環境の光が目に入るのを防ぐグッズ。スチレンボード製。写真は表側(瞳側)と裏側(望遠鏡側)の二つの面を示しています。アイピースのバレル径に合わせて円柱状に切り抜いたスポンジを使ってアイピースに固定します。表側には植毛紙が貼ってあります。

<アイピースホルダー>
カメラバッグを利用したアイピースホルダーです。フォーク部に固定するようになっています。アイピース固定用の円形の穴を開けたアクリル板と照明用の赤色LED灯を内蔵しています。アイピースを露から守る効果もあります。