第四回オフラインミーティング報告 火星は帰っていなかったか?!
2003年8月23日、栃木県八方ヶ原において、第四回オフラインミーティングを開催いたしました。10時頃まで雲が出ていたものの、その後は晴れて星空を楽しむことが出来ました。特に大接近中の火星は夜半過ぎにシーイングも良くなり、皆さんいろいろな機材で堪能されたようです。

組み立て中のアストロフィジックスEQ1200赤道儀。この上に乗る鏡筒はいったい・・・。向こうに見えるのはフジノンの150×40EDです。さらにその向こうの建造物は展望台で、上に登るとパノラマな景色を堪能できます。
みんなで力を合わせて重い鏡筒を載せています。落としたら弁償できませんから、みんな必死です(^^;。

手前のテーブルの上に置いてあるのは、小倉さんの15Cmシーフシュピグラー。
じゃーん。見よ、この勇姿を。

なんとINTES−MICROのPERSEUS300です。これを移動して使用している人は、おそらく日本に約一名くらいかと思われます(^^;。今から今宵の火星が楽しみです。

今回は、雨で観望の出来なかった第一回オフのリベンジということで、総勢12人の皆さんに集まっていただきました。昼間は比較的晴れ間も多かったのですが、準備整ってさあこれからというところでベタ曇りに・・・。

仕方なくランタンを点けて夕食&懇談会に変更。濃ゆい話&親父ギャグに花を咲かせていると、八方の主さんの予言通り10時過ぎから晴れ始め、蜘蛛の子を散らすように観望タイムへ突入しました。

最初は夜露もありシケっぽい空でしたが、時間が経つにつれてやや高層のシンチレーションに荒れはあるものの、まずまずの透明度になり、皆さんいろんな機材で星空を堪能できたようです。

個人的にはやはりPERSEUS300&15Cmシーフの火星がすばらしかったですね。特にPERSEではシーイングさえ許せばもっと高倍率で見たかったところです。

双眼鏡&双眼望遠鏡もかなりの台数が集まっていました。私もKIKUTAさんの双眼ドブを覗かせていただき、宇宙の穴に落ちるような感覚を楽しませていただきました。

明け方にあがってきた月をフジノンで見ると、筋状の黒い雲が幾重にも折り重なり、まるで水墨画のような風情があって、とても美しかったです。

回を重ねるごとに機材の種類も増え、上記の他にNinjaは320が5台、400が1台、150mmのフジノンが2台、シュワルツ双眼が2台等々。ほんとにものすごい機材が集まったものです。

ところで、学校平ですが、新たに「山の駅たかはら」という建物が出来ていて、案内板にも「山の駅たかはら」としか出ていませんでした。初めての人にはわかりづらかったかもしれません。申し訳ありませんでした。

夕暮れ時はトンボとアブの大群にもおそわれて、一時はどうなるかと思いましたが、無事楽しいひとときを過ごすことが出来ました。参加された皆さん、本当にありがとうございました。