第11回オフラインミーティング報告 粘る門には晴れ来る!!
2005年3月12日、富士山麓の栗倉の駐車場において、第11回オフラインミーティングを開催いたしました。天気予報では翌日まで完全な晴れ、冬型の気圧配置になってくるので風が心配でしたが、気温が下がるとともに透明度も上がったりして(^^)、などと捕らぬ狸の皮算用をしながら14時30分頃現地到着。しかし空は時折薄日が差すものの全天曇り空、気温はすでに5度くらいです。一瞬いや〜な予感がよぎりましたが・・・(ーー;。

やがて次々と参加者の皆さんがが集まってきました。そしてまず昼間の部を開催。關さんのコレクションの中から、本日は50mmクラスの双眼鏡の見比べをしました。
無造作に置いてありますが、ツァイス、ライカ、スワロフスキー等々、とても私などが手出しできるものではありません(^^;。
私は新しいというライカとスワロフスキーが気に入りました。両方とも20万円以上するそうです(@@;。

いい目の保養になりました。
そうこうしているうちに薄暗くなってきました。皆さん準備に余念がありません。しかし空は曇ったまま・・・
西の方に少し晴れ間が見えます。夜半すぎに期待でしょうか。気温はかなり下がってきていて、もうすぐ氷点下です。おおサブッ。
宇高さんのNinja-320です。以前はステラガイドが付いていましたが、データーの少なさに泣かされ、スカイツアーに変えたそうです。エンコーダーはそのままです。
エフさんのNinja-400です。大きなファインダー(サブ望遠鏡?)はボーグの77mmだそうです。他に接眼部鏡筒下側の取っ手や水平回転部のカバーなど、いろいろ工夫がしてあります。

光軸の狂いですが、斜鏡はほとんどの場合回転方向の狂いだけの場合が多いので、中心の引きネジを少し緩めて手で回して調整してください。

それと主鏡の光軸修正ネジは、もっと強く締めても大丈夫です。
馬のしっぽさんの双眼鏡用架台と冬のサマーベッドです(^^;。双眼鏡用架台は、ちょっと懐かしい、いわゆる大野式フリーマウントですね。

作者の大野さんには昔お会いしてお話ししたことがあります。残念ながら亡くなられてしまったようですが、作品はこうして今も元気に活躍しています。
山田さんが今回持ち込んだのは、セレストロンのC−5の架台を利用したカメラ雲台?です。晴れたらこれで静止衛星を撮影する予定だそうです。

さて、撮影は出来たのでしょうか・・・・。
準備は整ったのですが、待てど暮らせど空は晴れてくれません。時折開く小さな晴れ間からいくつかのメジャー所を見ましたが、23時をすぎた頃から次第にベタ曇りになってしまいます。

そこここで集まってはデジカメ談義や情報交換に話が咲きますが、何しろ−5°ですから、耐えられなくて車の中に避難する人も出てきます。私もあきらめムードでアルコール燃料を補給し、宴会モードに突入してしまいました。

日付が変わる頃からだんだん帰宅する人も出てきて、あきらめムードが漂います。黒い雲が広がり始めたので、雨が降ってきても慌てないようにある程度撤収の準備をし始めたところ、3時過ぎになって晴れ間が広がり始め、4時頃にはほとんど全天雲のない状態になりました(^^)。

残っていた望遠鏡を使って、みんなで次々と見ていきます。河口さんの500は公共天文台状態で、安田さんのガイドの元、良いものをいろいろ見せて頂きました。シンチレーションはやや悪く、空もわずかに薄雲があるところがありましたが、天頂付近はまずまずの空でしたので、それなりに楽しめましたね。

私はと言うと品質の悪いアルコール燃料のおかげか体中、特に足が痛くなってしまい、立っているのがやっとの状態で、撤収しかけた自分の望遠鏡を再度復活させる元気はありませんでした。今度からもう少しいい奴を飲むことにしよう(^^;。

帰り道はこんなにすばらしい青空でした。気温は−7°(^^;。
朝日に輝く白い富士山です。とても美しいお姿でございました。
とりあえずなんとか本年の第一回オフは晴れました。もしかすると今年一年を占うオフ会だったかもしれません。
みんな、あきらめずに最後まで粘ろう!、オー!。